close

情報と駒得

ツイート

大将で相手の駒をどんどん倒していくとしましょう。そうすると駒得したことはわかりますが、倒した駒の情報は得られません。逆に相手には多くの情報が与えられます。

大佐と工兵がやられた駒に、少将とスパイを当てたとします。スパイが勝てば大将を取ったことがわかりますが、スパイがやられれば、駒を4枚使って中将を特定したことになります。駒を特定しようとすればするほど駒が減っていき、情報だけ得られて、勝つだけの戦力が無くなってしまう可能性があります。

相手の陣形や差し回し、状況に応じて駒得を重視するか情報を重視するか判断する必要があるでしょう。

一つの対戦に関して、駒得の限界点、情報の限界点を考えてみましょう。大将で駒得をする場合は、強い駒とばれてしまえば、相手の駒が逃げていきますし、スパイを当てられる確率が上がりますし、これ以上駒得するには動いていない駒に当てなければなりません。駒得や情報を取るのは勝負に勝つためで自己満足のためではありません。

駒の使われ方/駒の強弱のデータ/司令部に置かれる駒/突入口に置かれる駒/駒をセットで使う/実戦で駒を読む「攻め」/実戦で駒を読む「守り」/突入口の攻防[攻め]/突入口の攻防[守り]/実戦譜(陣形その1)/実戦での読み(中将カウンター)/陣形を読む

軍人将棋講座[戻る]