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陣形を読む

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駒をうまく使うことで、相手の強い駒(今回は主に大将と中将)を推測して、相手の陣形を読む方法を説明します。前提として総司令部は占領されないように地雷を、司令部周りには飛行機を倒すために少将を置いた配置で考えます。

バランスを考えた陣形では、大将と中将は左右に分散して配置されることが多いです。中将だけでは大将を倒せないので、スパイとセットで使います。

相手の動きや駒をセットで使うなどして相手の大将や中将が推測できれば、相手の陣形や戦法が把握でき、こちらの戦術も決まってきます。


片側に強い駒が二つあり、それが前面にあれば、攻撃的で速攻を狙っている陣形だと読めます。

速攻してくるタイミングは何も考えずに突っ込んでくるか、ある程度読んでから攻めてくるか、人それぞれです。

反対側は簡単には突破されないように、地雷や飛行機が軍旗ともに配置される場合が多いです。地雷も司令部に置かないでより足止めしやすい場所に置く可能性もあります。

速攻される場合は陣形の相性が強く出るので、早めに察知して、陣形の組み換えや反対側からの攻撃を急ぐことが重要です。


突入口に強い駒があり、反対側にも強い駒がある場合は、中将スパイの陣形と読めます。投入口の駒は中将で、その隣にはスパイがあると考えます。その反対側は大将です。

この陣形は対戦数が多く、そのため少しひねった陣形も増えています。中将の変わりに少将、大将を中将の後ろ側に置くなどです。

この戦形は対戦する機会が多くあるので、いくつかのパターンで前もって戦術を考えておきましょう。


タンクと騎兵・尉官、佐官と工兵など、駒をセットで使い相手の駒を読む場合、相手の駒が想定外の使い方をされているとうまく機能しません。佐官や飛行機をうまく使われたり、タンクや工兵が無くなった後にタンクを使われたりすると、この方法では読みの精度は低くなります。

情報を取るか、駒得を取るか、これらをバランスよく判断して指す必要があります。


駒の使われ方/駒の強弱のデータ/司令部に置かれる駒/突入口に置かれる駒/駒をセットで使う/実戦で駒を読む「攻め」/実戦で駒を読む「守り」/突入口の攻防[攻め]/突入口の攻防[守り]/実戦譜(陣形その1)/実戦での読み(中将カウンター)/情報と駒得

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